2006年01月31日

鐘の音

NYには、いろいろな国の人が住んでいて、信仰する宗教も様々だ。

だから、教会をよく見かける。

ゴシック様式の立派な教会もあれば、こじんまりとしたものもあれば、ビルのようなものもあって、これもまた様々だ。


近所にある教会の前を普段何気なく通っていたけれど、

よく見ると、

Armenian Cathedrale と書いてあった。

カテドラルというのは、キリスト教で、司教の座席(カテドラ)が設けてある聖堂のことだそうだ。

P1290924.JPG

Armenianと書いてあるからには、アルメニアの国の人たちのためのカテドラルなのではないかと思い、地図帳で調べてみた。

アルメニアは、トルコとイラクに隣接した小さな国だ。

人口は、約380万人。
NY市の人口が約850万人なので、その半分にも満たない。

でも、こんな立派なカテドラルがあるのだから、きっと移民してきている人が多いのだろう。

このカテドラルでは、朝9時から夜9時まで、3時間ごとに鐘が鳴る。

カランカランと鳴るのではなくて、曲になっているのだ。


今までに聞いたことはないけれど、どこか懐かしい感じのする曲だ。

耳をすまして聞いていると、心が落ち着ついてくる。

そして、自分の心の世界にゆっくりと入っていくような感覚におちいる。

ここがNYとか、そういうこととは関係ない、別の世界だ。

私は、瞑想というのはしたことがないけど、その感じと似ているのではないかと思う。

10分程の曲を聴き終えると、夢から覚めたような感じだ。


もしかしたら、この曲はアルメニアではポピュラーなのかもしれない。

何かの曲を聞いたことをきっかけに、心の扉がパタパタと勢いよく開き、昔のことを、昨日のことのように色鮮やかに思い出すことがある。

アルメニアを故郷にする人は、この曲を聞いて、故郷のことを思い出しているのかもしれない。


私もやがてこの地を去ることになる。

いつかこの鐘の音を聞いたら、今のこの生活を懐かしく思い出すのだろう。


今も鐘が鳴っている。





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posted by ミル at 02:09| ニューヨーク 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 我思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回は普段のですます調とはちがって、重みも加わわったHistory Channel的なブログですね。

作家のセンス、おおありですよ。


Posted by つん at 2006年01月31日 13:08
私、鐘の音が大好きです!

音楽でも、バックに上手に鐘の音が入れてあると、
それだけで好きになってしまうほど好きなのです。

イギリスとかヨーロッパ系の音楽には多いですよね。

ちなみに、ターザン的な男性のコーラスがバックで
「ウッ!ハッ!」とか言っているヤツも大好きです。

前世に何かあるのかしら?(笑)


無宗教の私ですが、旅行に行って教会に入る
機会があると、なんとも言えない敬虔な気持ちになります。

アルメニアの教会の鐘の音を聞いてみたいです。
是非またNYに行かなくちゃ!
Posted by かめきち at 2006年02月01日 01:09
NYの清れつな空気と鐘の音。
シーンが想像できますね。
アルメニアはキリスト教なんですね。
こんな立派な教会があるってことは
かなりの人数が移民して来ているのでしょうね。
Posted by may at 2006年02月01日 04:42
ご主人様、お体はどうですか?
看病大変ですね。ミルさんも気をつけてください。。。

私の家の近くにも教会があって、いつも音楽が流れています。とてもきれいな音色です。
なんだかちょっぴり悲しくなるのは気のせいかな?
私の地元では夕方になると夕焼け小焼けの音楽が流れるんですが、その音の感じとちょっと似ていてせつなくなるんです、、、。
Posted by mayu at 2006年02月01日 09:50
☆つんちゃん☆
誉めてくれてありがとう!
またそのうちこんな感じのを書いてみるね。

☆かめきちさま☆
私も鐘の音好きです。
私も特に信仰している宗教はありませんが、教会も日本のお寺も落ち着くので好きです。
日本のお寺の鐘の音も好きです。

☆mayさま☆
ご指摘の通り、アルメニアは、主にキリスト教を信仰している人が多いようですね。

☆mayuさま☆
主人のことを心配していただいて、ありがとうございます。
自分の故郷を思い出させるものに出会うと、せつない気持ちになりますよね。
一時帰国されたら、日本を満喫してきてくださいね。


Posted by ミル at 2006年02月01日 13:37
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